海外赴任の表と裏

海外赴任する人たちに潜む表と裏を赤裸々に綴っていきます。たまに口が溢れる可能性大ですが、大目にみてください。

メキシコのお仕事事情

どうも、みなさんこんにちは。

 

メキシコ人のイメージといえば、どんなことをイメージしますか?

のんびりしてて、時間にルーズというイメージもあるでしょう。

 

今回はメキシコ人の働き方について、労働時間、給与制度などをリアルにご紹介します。

 

1、メキシコの労働時間

世界経済について協議する経済協力開発機構OECD)が公開しているメキシコの労働者1人あたりの平均年間労働時間は・・・2257時間

(2017年データより)

簡単にいうと、1日平均9.2時間働いてることになります。

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これには理由があって、日本は週40時間労働に対してメキシコは週48時間労働が労働基準として決められています。

 

2、メキシコの給与はいくら?

メキシコの全国一般最低賃金は1日あたり役102ペソ(約550円)

工場で働く人たちの給料は週給約1,000ペソほど(約5,740円)

1ヶ月で約23,000円程という計算ですね。

一方、オフィスで働く人たちの給料は1ヶ月で約18,000円前後(約104,000円)

全体的に給与については安いですが、管理職やオフィスで働く人達と現場で働く人達の差は少なからずあると言えますね。

 

3、離職・転職

メキシコでは、離職・転職を頻繁に行われることが多いと思います。

だいたい離職率30~40%だとか・・・

理由はいたってシンプル。

・他の会社の方が給与高いから

・仕事が辛いから

・仕事したくないから

・ドラック検査で引っかかったから

 

日本ではあまりにも考え難い理由で会社を去ることが多いそうです。

 

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もちろん、会社を辞めていなくても「今日は仕事行きたくないから行かない」っていう理由で来なかったり、連絡なしで欠勤することも多いそうです。

会社からしたら大きな問題ではありますね。

 

この問題の根底には、メキシコの文化として仕事の時間より家族の時間を大事にする習慣があるからだと思います。彼らはお金を稼ぐ為に仕事をします。逆に言えば、お金が少しでもあって、その1週間は仕事をしなくてもいいと判断すれば、仕事をしには来ないっていうことです。

 

なので、ライフワークバランスをこの国で考えようとすると、結論に至るまで数百年はかかるでしょう(笑)

 

 

いかがでしょうか、これがリアルな現状です。

何か疑問や感想あればコメントいただけたら幸いです。

 

以上、こうきでした。